語学講座CS2 (2025年度)
ストリーミングで公開されているNHKラジオ語学講座(らじる★らじる(聴き逃し)配信)の録音を自動化するためのデスクトップアプリです。語学講座の録音にはffmpegを利用します。OSDN.net で公開されていた「CaptureStream」の派生版であり、同ソースコードを基盤としています。正式に開発を引き継いでいるものではありません。録音した語学講座のファイルは著作権法で許されている範囲内でご利用ください。
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スケジュール録音の設定方法(macOS版:crontab)
crontabを使ったスケジュール録音の設定方法です。macOSはUNIXなのでLinuxと同様にcrontabが使えます。
Appleはcrontabの使用を推奨しておらず、代替としてmacOSネイティブのタスクスケジューラー「launchd」の使用が推奨されています。このcrontabの手順を参考にlaunchdを使った設定をしてください。
1. cronにFull Disk Access権限を付与(必須)
macOSのセキュリティでcronが制限されるため、以下の手順で権限を有効化。
- システム設定を開く: Appleメニュー > システム設定(旧: システム環境設定)。
- プライバシーとセキュリティへ移動: 左サイドバーから「プライバシーとセキュリティ」を選択。
- Full Disk Accessを選択: 左側のリストから「Full Disk Access」をクリック(鍵アイコンをクリックして管理者パスワード入力)。
- cronバイナリを追加:
- 右下の「+」ボタンをクリック。
- Finderで /usr/sbin/cron を選択(/usr/sbin は通常表示されないため、Command + Shift + . で隠しファイルを表示)。
- cronがリストに追加されたら、チェックボックスをオンに。
- 再起動またはログアウト: 変更を適用するため、Macを再起動するかログアウト/ログイン。
2. ターミナルを開きます。
- ターミナルを開く: Command + Space でSpotlightを起動し、「ターミナル」と入力してEnter。
3. ターミナルが開いたら『crontab -e』と入力し、Enterキーを押します。
- 初回はエディタ選択画面が表示される場合があります
- これでデフォルトのエディタ(通常vi)が開きます。空のファイルが表示される場合があります。
4. エディタは『vi』を使用します。最終行にカーソルを移動し、例えば下記のように入力します。
- 例: 毎分テストスクリプトを実行する場合、以下の行を追加(iキーで挿入モード、Escで終了、:wqで保存、Esc → :wq → Enter で保存して終了)。
* * * * * /Applications/CaptureStream2.app/Contents/MacOS/CaptureStream2 -nogui
5 10 * * * /Applications/CaptureStream2.app/Contents/MacOS/CaptureStream2 -nogui
この例では毎日10時5分に実行されます。
- 録音対象講座などは、あらかじめGUIで設定が必要です。
- crontabの設定方法は Linuxの手順も参考にしてください。
- crontabはmacOSでは制限が多いため、安定したスケジュール実行にはlaunchdの使用を推奨します。